① DXに難しさを感じる理由は?
DXという単語には、どんな印象があるでしょう。
DXと聞くと、「ハイテク」、「素晴らしい」、「何かすごい」という様に感じる人も居れば、「複雑」、「よくわからない」、「難しい」、「大きい」といったような印象を持つ方も少なくありません。
DXの実態は、まさしくその通りです。
デジタルトランスフォーメーション、略してDXは、 概してとてもスコープが大きく、広いです。
目指す成果は具体と曖昧が入り混じり、売上向上でもありコスト削減でもあり、
多様なテクノロジーソリューションが折り重なる上に、
簡単ではなく、かつ、高速進捗、急変化を及ぼす事そのものが目的で、
複数、もしくは全部の業務領域にまたがり、
場合によっては企業や組織、国などの枠組みも飛び越えて進んでいきます。
② DXって何が難しい?どんなDXが難しい?
RISEbyStudy™運営チームには、DX推進の最先端と言われるコンサルティングファーム出身者が何人も居ます。
この為、良くも悪くも、自分の担当プロジェクトも含めて、DXの成功事例、失敗事例を沢山目撃し、体感、体験もしてきました。
その中には結局、最後までワケが分からない終わってしまったなどという、恐ろしいDXプロジェクトも、現実にありました。
失敗の原因は様々ですが、敢えて挙げるなら大きく2つあります。
必要な「DX人材」が揃っていなかった
「なぜDXするのか」のメッセージがあやふやなまま、多様なシステム/SaaS等を導入して、小手先で成果を追おうとしていた
③ 最先端(と言われる)企業やエキスパート達はDX成功についてどう考えている?
(例: アクセンチュア、IBM、マイクロソフト、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、他)
複雑なDXの推進で成果を出す為には、
まずテクノロジーが必要と唱える有識者、企業も有れば、
まずビジネス目的やコンセプトに対する理解が必要と唱える企業や教育機関もあります。
例えば、アクセンチュアやIBMのようなシステムインテグレーターは、うまく稼働している基幹システムこそがDXの大黒柱であり、成功の要だとしています。
一方でスタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学、そして東京大学の教授や有識者は、DX推進はまずビジネスに対する理解が必要だと主張しています。
④ RISEbyStudy™が考えるDX成功の秘訣とは
RISEbyStudy™運営チームは、システムでもなく、ビジネス目的でもなく、
DXで重要な5つの軸で、一定以上のスキル・素養をもっている人材、および、推進チームこそが、DX推進で最も重要な要素だと信じています。
5つの軸とは、総合的なビジネス知見、ITケイパビリティ、チームワークとリーダシップ、パーソナリティー等です。
基幹システムを稼働させたり、ビジネスフレームワークを使って課題解決をしたり、チームやステークホルダーをモチベートして動かしたりするのは、システムではなく、すべて「人材」の役目です。
その「人材」が、どれだけビジネス目的と基幹システムの繋がりの最適な連携を見つけ出せるか/構築できるか、そして他部署、他知見保有者にどれほど早く、効率よく目指すイメージをシェアできるか次第でDXの進捗スピードや成功確率は大きく左右されます。
それほどDXの人材はDXの成功にとって重要な存在なのです。
⑤ RISEbyStudy™ がDX人材育成で大切にしている事
RISEbyStudy™では、リーダーシップやパーソナリティ、テクノロジー、ビジネス関連の基礎知識・スキルだけでなく、参加者がより幅広い現場の課題にチャレンジ・対応できるようなる為に、グローバルな視野を持つ事を、他の要素と同じくらい大切だと考えています。
例えば、同じ会計領域のDXでも、グローバルに展開する企業内のDX人材は、会計ルールが国によって異なる事を指揮する必要があります。
細かいところまでシステム同士を連携させる為には、日本国内だけでなく、複数の国を跨っても機能する様な知見が必要になります。
会計領域以外にも、物流や関税等、企業法律やサイバーセキュリティーランドスケープなど、多側面、多国が「ごちゃまぜ」のDX課題、DXのプロジェクトは、今後も増えていくでしょう。
そういった認識の上で、どんな前提条件/環境的制約が来ても問題なく、心配なく対応できるDX人材。
そんな人達が育つように、RISEbyStudy™チームは “DX Wisdom Pentagon™” を意識した人材育成に取り組んでいます。
<次回に続く>
RISEbyStudy™では2020年7月よりDX中核人材の育成と就職支援に取り組んでいます。
DX中核人材育成プログラム - RISEbyStudy™forDX の詳細は下記リンク先をご覧ください。
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